令和元年12月12日 桃田賢斗選手


桃田選手は、バトミントンの世界ランクは現在1位です。
国際試合も連勝しています。
しかし、3年前のリオオリンピックの直前に賭博行為をしていたということがわかり、金メダル候補であったにもかかわらず、オリンピックに出場できませんでした。
本当に無念だったでしょう。
1年ぐらい謹慎期間があったと記憶していますが、その後試合に出場した桃田選手を見て、全く目つきが変わった事に、見ているこちらがすがすがしい気持ちになりました。
以前と違って,澄んだ優しい目をしていました。
謹慎している間、自分が所属している会社で、ほかの人たちと一緒に仕事をしていたようで、それまではただバトミントンをしているだけだったのが、自分のために仕事をしている人の存在を痛感したのでしょう。
今試合後のインタビューでは、「感謝の気持ちを忘れず」をいうことを必ず口にします。
少し前に、バトミントンの試合をテレビで見ていたら、試合の勝敗がついてあと、相手のコートに落ちていたシャトルを、ネットの下をくぐって取りに行き、主審のような人に渡していました。
その何気ない行動に、彼の生きる姿勢を見ました。
今まで自分がしてきたことを、変えることは簡単なことではないはずですが、20代前半の年齢でそれを行い、競技技術そのものも、以前より進歩しているのでしょう。
スポーツ選手が良い成績を出すと、自惚れなどから横柄な態度を取る選手が多い中、「謙虚なチャンピョン」として大いに活躍されることを、陰ながら応援していきたいと思っています。